小さな事業に、立派なホームページは必要なのか。

STUDIO DiW

小さな事業に、立派なホームページは必要なのか。

「ホームページをつくったほうがいいとは思っているんですけど……」

そう話す人は、けっこう多いです。

そのあとに続くのは、

「でも、そんなに大きな会社じゃないし」

「まだ始めたばかりだから」

「そんなに予算をかけられないし」

「更新できるかもわからない」

という言葉だったりします。

一方で、

「せっかくつくるなら、ちゃんとしたホームページにしたい」

という気持ちもあります。

これは、どちらも自然な考え方だと思います。

ただ、STUDIO DiWでは、

「小さな事業だから、簡単なホームページでいい」

とも、

「せっかくなら立派なホームページをつくりましょう」

とも、最初から決めません。

考えたいのは、

「今の事業に、どんなWebサイトが必要なのか」

です。

大きな会社と同じものをつくる必要はありません。

でも、小さな事業だからといって、Webサイトが必要ないとも限りません。

大切なのは、規模ではなく「役割」です。

「立派なホームページ」って何だろう。

まず、ここを考えてみたいと思います。

立派なホームページというと、

ページ数が多い。

デザインがきれい。

写真がたくさんある。

アニメーションが動く。

スマートフォンにも対応している。

会社案内が詳しい。

スタッフ紹介がある。

ブログがある。

そんなものをイメージするかもしれません。

もちろん、それらが必要な事業もあります。

でも、

「ページ数が多い=良いサイト」

ではありません。

「デザインが豪華=伝わるサイト」

でもありません。

むしろ、小さな事業の場合、

必要以上につくり込んだことで、更新できなくなってしまうことがあります。

つくった後のことまで考える。

例えば、10ページのWebサイトをつくったとします。

公開した直後はきれいです。

サービス紹介もある。

ブログもある。

スタッフ紹介もある。

写真もたくさんある。

ところが半年後。

スタッフ情報が変わった。

サービス内容が変わった。

営業時間が変わった。

新商品が増えた。

ブログは止まった。

でも、更新する時間がない。

こうなると、

「立派なホームページ」

が、

「古い情報がたくさん載っているホームページ」

になってしまいます。

だからSTUDIO DiWでは、

「つくれるか」

だけではなく、

「続けられるか」

まで考えます。

小さな事業には、小さな事業のWeb設計がある。

小さな事業には、

大企業のような大規模サイトが必要とは限りません。

むしろ、

「今の自分たちが無理なく運営できること」

のほうが重要です。

例えば、

トップページ

サービス

プロフィール

お問い合わせ

これだけでも成立する事業があります。

商品を販売するなら、

トップページ

商品

商品詳細

購入

という構成でもいい。

店舗なら、

トップページ

店舗情報

商品・サービス

アクセス

問い合わせ

でもいい。

必要な情報がきちんと揃っていれば、ページ数は少なくても役割を果たせます。

「最低限」と「雑」は違う。

ここは大事です。

小さくつくることと、雑につくることは違います。

ページ数を減らしても、

・何の事業なのか
・誰がやっているのか
・何を提供しているのか
・どんな特徴があるのか
・どこにあるのか
・どうやって問い合わせるのか

がわかれば、十分に役立ちます。

逆に、20ページあっても、

「結局、この会社は何をしているの?」

となれば、意味がありません。

大切なのは量ではなく、

「必要な情報が、必要な順番であること」

です。

Webサイトは「大きさ」ではなく「役割」で考える。

STUDIO DiWでは、Webサイトを考えるとき、

「何ページにしましょうか?」

から始めるより、

「何をしてほしいサイトですか?」

から考えることがあります。

例えば、

知ってもらいたい。

問い合わせてほしい。

予約してほしい。

商品を買ってほしい。

店舗に来てほしい。

活動を理解してほしい。

会社としての情報を確認してほしい。

目的が違えば、必要なサイトも変わります。

例えば、個人事業なら。

個人でサービスを提供している人なら、

「自分が何者なのか」

がわかることが重要です。

どんな仕事をしているのか。

誰に向けたサービスなのか。

どんな相談ができるのか。

料金はいくらなのか。

どうやって申し込むのか。

これがわかれば、最初から何十ページも必要とは限りません。

むしろ、

「その人を知って、相談する」

までの流れがわかりやすいことのほうが大切です。

店舗なら、まず「行ける」こと。

店舗の場合は、さらにシンプルです。

何のお店なのか。

どこにあるのか。

いつ営業しているのか。

どうやって行くのか。

何があるのか。

これがわかれば、来店につながります。

写真がきれいなのも大切ですが、

「住所がわからない」

「営業時間がわからない」

では困ります。

Webサイトは、見た目のためだけにあるのではありません。

行動するための情報を置く場所でもあります。

商品を売るなら「買える」こと。

商品を販売する場合も同じです。

ブランドの想いを長く書くことより、

商品が何なのか。

いくらなのか。

何が特徴なのか。

どんなサイズなのか。

どう使うのか。

どうやって買うのか。

これがわかることのほうが重要な場合があります。

もちろんブランドの背景も大切です。

ただ、

「知る」

「買う」

の両方を考える必要があります。

小さな事業ほど「何をしないか」が重要。

小さな事業では、使える時間も人手も限られています。

だから、

「やらないことを決める」

ことが重要になります。

全部のSNSをやらない。

全部のページをつくらない。

毎日ブログを書かない。

すべての機能を導入しない。

最初から完璧にしない。

これは手抜きではありません。

限られた力を、本当に必要なところに使うための設計です。

「全部入りサイト」が運営を苦しくする。

Webサイトをつくるとき、

「せっかくだからブログも」

「採用ページも」

「スタッフ紹介も」

「お客様の声も」

「動画も」

と増えていくことがあります。

制作段階では楽しい。

でも、そのページを誰が更新するのでしょうか。

ここを考えないまま機能を増やすと、

「つくるためのWebサイト」

になってしまいます。

本来は、

「使うためのWebサイト」

であるべきです。

更新できるサイトをつくる。

例えば、

毎週ブログを書けないなら、ブログを無理に設置しない。

毎月ニュースがあるなら、NEWSだけ設ける。

イベントが多いなら、イベント情報を更新しやすくする。

商品が増えるなら、商品ページを追加しやすくする。

こうした設計のほうが、現実的です。

「できること」ではなく、

「続けられること」

を基準にする。

これは、小さな事業にとってかなり重要です。

最初から完成形をつくらなくてもいい。

もうひとつ、STUDIO DiWが大切にしている考え方があります。

それは、

「最初から全部つくらなくていい」

ということです。

事業がまだ小さいなら、Webサイトも小さく始めていい。

まず基本情報を整える。

活動を始める。

商品が増える。

実績ができる。

必要なページを追加する。

情報を更新する。

こうやって育てていけばいい。

Webサイトを一度つくったら、10年間そのまま使う。

そんな時代ではありません。

Webサイトも事業と一緒に変わる。

事業が変われば、Webサイトも変わります。

最初は一人だった。

サービスが増えた。

スタッフが増えた。

商品を販売するようになった。

ECを始めた。

イベントにも出るようになった。

地域外からも問い合わせが来るようになった。

この変化に合わせて、Webサイトの役割も変わります。

だから、

「最初から完璧に設計する」

より、

「変化できるように設計する」

ことも大切です。

では、最初は何があればいいのか。

これは事業によって違います。

ただ、迷ったら次の5つから考えてみると整理しやすいです。

目次

1.何をしているのか

初めて来た人が、一瞬で理解できるか。

2.誰がやっているのか

会社なのか、個人なのか、店舗なのか。

運営者がわかるか。

3.何を提供しているのか

商品やサービスの内容がわかるか。

4.どこで活動しているのか

店舗なら場所。

地域事業なら活動地域。

オンラインなら対応範囲。

5.どうやって連絡・購入するのか

問い合わせ、予約、購入などの行動方法がわかるか。

この5つが整理されているだけでも、かなりの情報を伝えることができます。

「信頼されるために、情報を置く」という考え方。

小さな事業の場合、

「大企業みたいな実績がない」

という悩みもあります。

でも、実績を大きく見せる必要はありません。

実際にやっていることを、具体的に見せる。

これだけでも十分です。

いつから活動しているのか。

どこで活動しているのか。

どんな商品を扱っているのか。

どんなイベントに出たのか。

どんなサービスを提供しているのか。

誰が運営しているのか。

こうした情報を積み上げる。

信頼は、派手な言葉だけでつくるものではありません。

小さな活動でも「記録」が資産になる。

例えば、

「2026年9月にイベントへ出店しました」

という情報。

一見すると、それだけの話に見えます。

でも、その記録が積み上がると、

2026年8月
イベント出店

2026年9月
別の地域で出店

2026年10月
新商品発売

2026年11月
ワークショップ開催

という活動の履歴になります。

これはWebサイトにとって、かなり大きな情報です。

「今も実際に活動している」

ことが伝わるからです。

だからSTUDIO DiWでは、活動記録を残すことも大切にしています。

SEOのためだけに記事を書く必要はない。

「検索で見つけてもらうために、ブログを毎週書かなきゃ」

と思う人もいます。

でも、必ずしもそうではありません。

もちろん、役立つ記事を継続的に発信することには意味があります。

ただ、

「今日は何を書こう……」

と無理に記事を量産するより、

実際に活動した。

新しい商品を出した。

新しいサービスを始めた。

イベントに参加した。

お客様からこんな質問を受けた。

そんな実際の出来事を記録する。

これもWebサイトの大切なコンテンツになります。

小さな事業の強みは「近さ」にある。

大きな会社には、大きな会社の強みがあります。

でも、小さな事業には別の強みがあります。

決めるのが早い。

距離が近い。

直接話せる。

柔軟に変えられる。

顔が見える。

地域に根ざしている。

一人ひとりに合わせやすい。

こうした強みは、立派な会社案内をつくるだけでは伝わりません。

Webサイトでも、

「誰がやっているのか」

「どういう活動をしているのか」

「どんな考え方なのか」

を見せることで伝わります。

「会社っぽくする」ことが正解とは限らない。

小さな事業がWebサイトをつくるとき、

「ちゃんとした会社に見せたい」

という気持ちから、必要以上に大きく見せてしまうことがあります。

でも、

実際には一人でやっているのに、

「私たちは総合的なソリューションを提供します」

と書いても、かえって距離が遠くなることがあります。

大切なのは、大きく見せることではなく、

「実際の自分たちを、わかりやすく見せる」

ことです。

Webサイトは「背伸びする場所」ではない。

できることを全部並べる必要もありません。

まだやっていないことを「できます」と書く必要もありません。

実際にできること。

実際にやっていること。

これからやりたいこと。

この3つを分ける。

それだけでも、かなり誠実なサイトになります。

そして、活動が増えたら更新する。

この積み重ねのほうが、長い目で見ると強いと思っています。

小さく始めるなら、こんな構成でもいい。

例えば、

トップ

サービス

プロフィール

活動・実績

お問い合わせ

これだけでも十分にスタートできます。

商品販売があるなら、

トップ

商品

商品詳細

ショップ

を加える。

イベントがあるなら、

トップ

イベント

活動記録

を加える。

地域で活動しているなら、

所在地
活動地域
アクセス

などを整理する。

必要になったら増やす。

これが、STUDIO DiWが考える「育てるWebサイト」です。

つくる順番も大切。

Webサイトをつくるとき、

デザイン

文章

写真

という順番になってしまうことがあります。

でも、本当は、

目的

対象

必要な情報

構成

文章

デザイン

という順番で考えたほうが整理しやすい。

デザインは、その情報をどう見せるかを決める段階です。

だから、デザインより前に考えることがあります。

「安くつくる」ことが目的ではない。

ここで誤解してほしくないのは、

「小さくつくる=安くつくる」

ではないということです。

必要な情報を整理する。

目的に合わせて構成する。

更新しやすくする。

見る人が迷わないようにする。

こうした設計には、きちんと考える時間が必要です。

ページ数が少ないから簡単。

ページ数が多いから難しい。

という話でもありません。

大切なのは、

「必要なものに、必要な力を使う」

ことです。

「今必要なもの」をつくる。

STUDIO DiWが考えているのは、

「小さなサイトをつくりましょう」

ということではありません。

「今の事業に必要なサイトをつくりましょう」

ということです。

今は5ページでいいかもしれない。

半年後には10ページ必要になるかもしれない。

一年後にはECが必要になるかもしれない。

そのときに追加すればいい。

最初から未来のすべてをつくる必要はありません。

Webサイトも、プロジェクトの一部。

これは、STUDIO DiWがWeb制作を考える上で大切にしているところです。

Webサイトだけを切り離して考えません。

商品があるなら、商品とWeb。

イベントがあるなら、イベントとWeb。

SNSがあるなら、SNSとWeb。

ECがあるなら、ECとWeb。

ブランドがあるなら、ブランドとWeb。

それぞれをつなげて考えます。

だから、

「ホームページをつくってください」

という依頼でも、

「そのホームページは、事業の中で何をするものなのか」

から考えます。

小さな事業だからこそ、整理する価値がある。

人手が少ない。

時間がない。

予算も限られている。

だからこそ、

「何をやるか」

を整理することが重要になります。

あれもこれもと広げるより、

今必要なことを決める。

できることから始める。

実際に動かす。

反応を見る。

必要になったら増やす。

このほうが、無理なく続けられます。

まとめ

小さな事業に、立派なホームページが必要か。

答えは、

「事業による」

です。

必要なら、つくればいい。

まだ必要ないなら、無理につくらなくてもいい。

でも、

「小さいからホームページはいらない」

とも限りません。

大切なのは、サイトの大きさではありません。

何のためにあるのか。

誰に見てもらうのか。

何を伝えるのか。

見た人に何をしてほしいのか。

誰が更新するのか。

そして、これからどう変わっていくのか。

そこまで考えることです。

小さくつくって、大きく育てる。

Webサイトは、最初から完成させなくてもいい。

まず必要な情報を整理する。

必要なページをつくる。

実際に公開する。

人に見てもらう。

活動する。

反応を見る。

そして、必要になったら追加する。

この繰り返しでいい。

STUDIO DiWでは、

考える。

整理する。

つくる。

届ける。

動かす。

育てる。

という流れを大切にしています。

だから、Webサイトも同じです。

「とにかく立派なものをつくる」

のではなく、

「今の活動に必要なものを、きちんとつくる」。

そして、活動が成長したら、Webサイトも一緒に成長させる。

それが、小さな事業にとって現実的なWebサイトのつくり方だと考えています。

STUDIO DiW

STUDIO DiWは、北海道旭川市を拠点に、Web、ブランド、商品、EC、イベント、企画などを組み合わせ、アイデアを実際のプロジェクトとして形にしていくクリエイティブスタジオです。

共同代表:松井良幸・山中綾子。

私たち自身も、Webサイトを運営し、商品をつくり、オンラインで販売し、イベントに出店しながら、実際のプロジェクトを動かしています。

だからこそ、

「どんなWebサイトをつくるか」

だけではなく、

「そのWebサイトを、活動の中でどう使うか」

まで考えています。

ホームページをつくりたいけれど、何から始めればいいかわからない。

今のサイトを整理したい。

SNSやECとWebをつなげたい。

そんな段階からでも、ご相談いただけます。

STUDIO DiW

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