自分たちでやってみると、企画の考え方が変わる。

STUDIO DiW

自分たちでやってみると、企画の考え方が変わる。

企画を考えるとき、

「どうしたらうまくいくか」

を考えることがあります。

誰に届けるのか。

何を伝えるのか。

どんな商品にするのか。

どんなWebサイトをつくるのか。

どんなイベントにするのか。

どんなSNSで発信するのか。

こうしたことを考えるのは、もちろん大切です。

でも、STUDIO DiWで自分たち自身のプロジェクトを動かすようになってから、少し考え方が変わりました。

「考えてから動く」だけではなく、

「動いてから考える」

ことも、同じくらい大事なのではないか。

そんなふうに思うようになったんです。

目次

企画段階では、わからないことがたくさんある。

机の上で企画を考えていると、ある程度のことは想像できます。

この商品なら、こういう人が興味を持つだろう。

この価格なら、手に取ってもらえるだろう。

この写真なら、商品の魅力が伝わるだろう。

このイベントなら、このくらい人が来るだろう。

この導線なら、Webを見てもらえるだろう。

もちろん、こうした仮説を立てることは必要です。

何も考えずに始めるより、ずっといい。

ただ、どれだけ考えても、実際にやってみないとわからないことがあります。

人が本当に立ち止まるか。

商品を本当に手に取るか。

価格を見てどう感じるか。

何を質問されるか。

どこで迷うか。

何に反応するか。

そこには、企画段階では見えなかった現実があります。

だから、自分たちでやってみる。

STUDIO DiWでは、Webやブランド、商品、EC、イベントなどを扱っています。

でも、これらを誰かの仕事として考えるだけではなく、自分たちでも実際に動かしています。

Destiny Island WORLD。

うんのしまマーケット。

Hapick Felish。

ラッキークリスタル発掘体験。

そのほかの商品や企画。

それぞれ規模は大きくありません。

でも、自分たちで考えて、つくって、販売して、イベントに出て、SNSで発信して、Webを整える。

ここまで一通りやってみると、企画を見る目が少し変わってきます。

「作ること」と「使われること」は違う。

これは、Webでも商品でも同じです。

作る側は、完成したものを見ると、

「よくできた」

と思います。

必要な機能がある。

デザインも整っている。

説明も入っている。

写真もきれい。

だから、これで大丈夫だろうと思う。

でも、実際に使う人は、作った側と同じ順番では見てくれません。

商品なら、

「これ何?」

から始まるかもしれない。

Webなら、

「自分に関係あるページはどこ?」

から始まるかもしれない。

イベントなら、

「何をやっているブース?」

から始まるかもしれない。

作る側にとって自然な順番が、見る側にとって自然とは限りません。

これは、実際に自分たちでやってみると、とてもよくわかります。

企画は「正解を出すこと」ではなく「仮説を試すこと」でもある。

企画という言葉には、最初から正解を出すようなイメージがあります。

完璧な計画をつくる。

失敗しないように考える。

全部決めてからスタートする。

でも、実際にプロジェクトを動かしていると、それだけではありません。

最初の企画は、仮説でもあります。

「こうしたら、こうなるのではないか」

と考えてみる。

やってみる。

結果を見る。

違っていたら修正する。

もう一度やる。

この繰り返しです。

だから、企画書に書いた通りに進まなかったからといって、企画が失敗したとは限りません。

むしろ、

「思っていたのと違った」

ことがわかったなら、次の判断材料が増えています。

イベントは、企画を試す場所でもあった。

実際にイベントへ出るようになって、この感覚はかなり強くなりました。

イベントでは、こちらが思っていた通りにならないことが普通にあります。

人の流れが違う。

立ち止まる場所が違う。

人気の商品が違う。

時間帯によって反応が違う。

子どもと大人で興味が違う。

説明の仕方によって反応が変わる。

商品を置く位置でも違う。

こういうことは、事前の打ち合わせだけではなかなかわかりません。

だから、現場に出る。

そして見る。

「何が起きているか」を観察する。

これも企画の一部なのだと思うようになりました。

ラッキークリスタル発掘体験も、やってみてわかることがあった。

たとえば、ラッキークリスタル発掘体験。

Webで説明するなら、

「ヒマラヤ岩塩の中からクリスタルを探す体験」

という情報を順番に書くことができます。

料金も書ける。

体験時間も書ける。

流れも説明できる。

でも、イベント会場では、そんなに丁寧に説明を読んでもらえるわけではありません。

遠くから見て、

「何をやっているんだろう?」

と思ってもらう。

近づいて、

「これ、何?」

と聞いてもらう。

そこで説明する。

実際に体験してもらう。

その表情を見る。

「楽しかった」

という言葉を聞く。

こうした一連の流れを経験すると、企画の中で何が大事なのかが少しずつ変わってきます。

説明文だけではなく、

「見た瞬間に興味を持てるか」

「やってみたいと思えるか」

「体験したあとに何を感じるか」

まで考えるようになります。

商品も、実際に売ると見え方が変わる。

Hapick Felishについても、最初は商品そのものをどう見せるかを考えます。

ブランド名。

パッケージ。

写真。

説明。

価格。

ECページ。

もちろん、どれも必要です。

でも、実際のイベントに持っていくと、

「これは何?」

というところから考え直す必要が出てきます。

さらに、

「食べる塩だと思った」

という反応もありました。

これは、商品をつくった側にとっては予想していなかった反応でした。

でも、こうした反応こそ、次の改善につながります。

「自分たちにはわかっている」

という状態から一歩外に出ることができるからです。

自分たちで売ると、「お客さん」という言葉が少し変わる。

企画の資料では、

「ターゲット」

という言葉を使うことがあります。

年齢。

性別。

地域。

趣味。

ライフスタイル。

購入動機。

こうした情報を整理することは大切です。

でも、実際にイベントに立つと、

「ターゲット」という言葉より、

「目の前のこの人」

になります。

何を見ているのか。

どこで立ち止まったのか。

何を質問したのか。

何を面白がったのか。

何を買ったのか。

何を買わなかったのか。

その人との会話があります。

もちろん、一人の反応だけで全部を決めることはできません。

でも、実際の人の反応を知らずに「お客さん像」をつくるのも、少し危険です。

だから僕たちは、仮説としてのターゲットと、現場で出会う人の両方を見るようになりました。

「誰に届けるか」は、最初に決め切らなくてもいい。

これは、小さなプロジェクトでは特に感じます。

最初から、

「この商品は30代女性向けです」

と決めていたとしても、実際には別の人が興味を持つことがあります。

逆に、

「この人なら絶対に興味を持つだろう」

と思っていた人が、全然反応しないこともあります。

そのとき、

「ターゲット設定が間違っていた」

とすぐに考える必要もありません。

まだ知られていないだけかもしれない。

見せ方が違うのかもしれない。

価格の問題かもしれない。

タイミングかもしれない。

そもそも商品の価値が伝わっていないのかもしれない。

だから、最初の想定は持ちながらも、現場を見て更新していく。

それくらいの柔軟さがあってもいいと思っています。

「うまくいかなかったこと」が、次の企画を強くする。

プロジェクトをやっていると、当然うまくいかないことがあります。

思ったより売れない。

人が立ち止まらない。

説明が伝わらない。

写真では良く見えたのに、実物では違って見える。

Webでは反応があったのに、イベントでは反応がない。

逆に、Webではあまり注目されなかったものが、会場では人気になることもある。

こうしたズレは、できれば避けたいものです。

でも、避けられないなら、材料にしたほうがいい。

なぜだったのか。

何が違ったのか。

次はどうするか。

そうやって考えれば、失敗は単なるマイナスではなくなります。

次の企画の精度を上げるための情報になります。

だから、企画には「観察」が必要だった。

企画というと、

アイデアを出すこと。

計画を立てること。

スケジュールをつくること。

制作すること。

そんなイメージがあります。

でも、実際に動かしてみると、

「観察すること」

がかなり重要でした。

人はどこを見るのか。

何に反応するのか。

何を質問するのか。

どこで迷うのか。

どこで離れるのか。

何を覚えて帰るのか。

そして、自分たちは何を見落としていたのか。

観察することで、次の企画が変わります。

数字だけでも、感覚だけでもない。

もちろん、数字は大切です。

売上。

販売数。

アクセス数。

クリック数。

問い合わせ数。

SNSの反応。

こうした数字は、判断材料になります。

でも、数字だけでは、

「なぜそうなったのか」

まではわからないことがあります。

だから現場を見る。

人の反応を見る。

話を聞く。

そして数字と合わせて考える。

「売れなかった」

という数字と、

「商品だと気づかれていなかった」

という現場の感覚があれば、次にやることが変わります。

「アクセスが少ない」

という数字と、

「どこから来た人なのか」

という情報があれば、改善方法も変わります。

数字と現場。

両方を見ることが大切なのだと思います。

自分たちでやっていると、制作の意味も変わってくる。

Webサイトをつくる。

ロゴをつくる。

商品ページをつくる。

SNSを整える。

ECをつくる。

イベントの告知をつくる。

こうした制作物は、それだけで完成するものではありません。

その先に、

「人がどう動くか」

があります。

Webを見て、イベントに来る。

イベントで商品を知って、あとからWebを見る。

SNSを見て、ECを訪れる。

商品を買って、またSNSを見る。

こうした動きの中に制作物があります。

だから、

「きれいにつくる」

だけでは足りない。

「実際に使われること」

まで考える必要があります。

企画と制作を分けすぎない。

STUDIO DiWがクリエイティブスタジオとして活動している理由のひとつは、ここにもあります。

Webだけをつくる。

商品だけをつくる。

イベントだけを企画する。

SNSだけを運営する。

もちろん、それぞれに専門性があります。

でも、実際のプロジェクトでは、それぞれがつながっています。

何をつくるかを考える。

どう見せるかを考える。

どう届けるかを考える。

どこで売るかを考える。

どう伝えるかを考える。

実際に動かす。

結果を見る。

また考える。

この一連の流れを見ながら進めることで、初めて見えてくるものがあります。

「まず相談して、全部決めてから始める」必要もない。

これは、これから誰かとプロジェクトを一緒につくるときにも、大事にしたいと思っています。

相談するときに、

「何をしたいのか全部決まっています」

という必要はありません。

むしろ、

「こういうことをやりたいけれど、何から始めればいいかわからない」

という状態から、一緒に整理することもできます。

Webが必要なのか。

商品を先につくるのか。

イベントを試してみるのか。

SNSだけで十分なのか。

ECが必要なのか。

まず小さく試すのか。

それは、目的や状況によって変わります。

だから最初から全部を決めるのではなく、

「今、何を試すと次が見えるのか」

を考える。

これも企画の仕事だと思っています。

小さく動かすと、次の一手が見えてくる。

大きな計画を立てることが悪いわけではありません。

ただ、小さな事業や活動では、最初から大きくつくりすぎることが負担になる場合があります。

まず一つの商品を出してみる。

まず一回イベントに出てみる。

まず小さなページをつくる。

まずSNSで発信してみる。

まず少人数に見てもらう。

そこで反応を見る。

その結果をもとに、次を考える。

このほうが、実際の状況に合わせて進められることがあります。

STUDIO DiW自身も、まさにその繰り返しです。

自分たちのプロジェクトだから、失敗しても次に持っていける。

自分たちでやることの面白さは、ここにもあります。

誰かから依頼された仕事なら、納品という区切りがあります。

もちろん、その後の運用まで関わる仕事もあります。

でも、自分たちのプロジェクトには、明確な「納品」がありません。

今日やったことが、明日の改善につながる。

今日のイベントで気づいたことを、次のイベントで試す。

今日聞いた質問を、Webに反映する。

今日売れなかった理由を考えて、次の商品構成を変える。

終わりがない代わりに、学んだことを次に持っていける。

それが、自分たちでプロジェクトを動かす面白さだと思っています。

STUDIO DiWは、自分たちも実践しながら考えたい。

僕たちは、誰かに向けて、

「こうすれば成功します」

と言えるほど、すべてを知っているわけではありません。

むしろ、実際にやってみると、

「思っていたのと違った」

ということがたくさんあります。

でも、それでいいと思っています。

考える。

やってみる。

観察する。

修正する。

またやってみる。

その中で得たことを、次のプロジェクトに活かす。

その積み重ねこそが、僕たちの仕事にもつながっていくからです。

企画は、机の上だけでは完成しない。

企画を考える。

Webをつくる。

商品をつくる。

ブランドをつくる。

イベントをつくる。

どれも、最初は頭の中から始まります。

でも、実際に人の前に出した瞬間から、別の情報が入ってきます。

思った通りだったこと。

思った通りではなかったこと。

予想していなかった反応。

思っていた以上に喜ばれたこと。

逆に、まったく伝わらなかったこと。

それら全部が、次の企画の材料になります。

だから僕たちは、

「企画して、つくって、終わり」

ではなく、

「企画して、つくって、届けて、見て、また考える」

という流れを大切にしたい。

考えることと、動くことを分けない。

つくることと、運営することを分けない。

Webとリアルを分けすぎない。

ブランドと販売を分けすぎない。

全部がつながったところに、実際のプロジェクトがあります。

自分たちでやるからこそ、わかることがある。

STUDIO DiWがこれからも、自分たちのプロジェクトを続けていく理由は、そこにあります。

自分たちで商品をつくる。

自分たちで販売する。

自分たちでイベントに出る。

自分たちでWebをつくる。

自分たちでSNSを動かす。

自分たちで試す。

そして、うまくいったことも、うまくいかなかったことも、次につなげる。

それを繰り返していく。

そうすると、最初には見えていなかったものが、少しずつ見えてきます。

企画は、最初に全部答えを出すものではない。

動かしながら、答えを見つけていくものでもある。

今の僕たちは、そんなふうに考えています。

「考える。つくる。届ける。動かす。育てる。」

この言葉は、きれいに並べるためのキャッチコピーではなく、

僕たち自身がプロジェクトを動かす中で、少しずつ実感するようになった流れです。

これからも、自分たちでやってみる。

そして、やってみたからこそ見えたことを、また次のプロジェクトにつなげていく。

それが、STUDIO DiWの今の仕事のつくり方です。

STUDIO DiW

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