ホームページをリニューアルしたのに、なぜ成果が変わらないのか。

STUDIO DiW

ホームページをリニューアルしたのに、なぜ成果が変わらないのか。

「ホームページを新しくしたのに、問い合わせが増えない」

「リニューアルしたけれど、売上にはあまり変化がない」

「見た目はきれいになった。でも、何が良くなったのかわからない」

そんな話を聞くことがあります。

せっかく時間もお金もかけて、新しいホームページを作った。

デザインも新しくなった。

スマートフォンにも対応した。

写真もきれいになった。

文章も書き直した。

それなのに、以前と状況があまり変わらない。

こうなると、

「ホームページって意味があるの?」

と思ってしまうかもしれません。

でも、ここで考えたいことがあります。

ホームページの成果が変わらない理由は、

「ホームページの出来が悪い」

とは限らないということです。

そもそも、

「何を成果とするのか」

が決まっていなかった。

見てほしい人が曖昧だった。

見た人に何をしてほしいのか決めていなかった。

情報は整理されたけれど、行動につながる導線がなかった。

公開したあと、運用されなくなった。

あるいは、ホームページだけを変えて、SNSやEC、店舗、営業など周辺の仕組みが変わっていなかった。

こうした理由もあります。

つまり、

「新しく作った」

「成果が変わった」

の間には、いくつもの段階があります。

目次

まず、「成果」とは何なのか

ホームページの成果というと、すぐに

「問い合わせ件数」

「売上」

「アクセス数」

などを思い浮かべるかもしれません。

もちろん、これらは重要です。

でも、すべてのホームページが直接売上を生む必要があるわけではありません。

たとえば、会社案内のホームページなら、

「この会社は何をしているのか理解してもらう」

ことが大きな役割かもしれません。

採用サイトなら、

「ここで働いてみたいと思ってもらう」

ことが成果かもしれません。

店舗なら、

「営業時間や場所を確認して来店してもらう」

ことかもしれません。

商品サイトなら、

「商品を知って、購入ページへ進んでもらう」

ことかもしれません。

イベントなら、

「開催日時や場所を確認して参加してもらう」

ことかもしれません。

つまり、

「成果=問い合わせ」

ではありません。

最初に、

「このホームページがあることで、何が変われば成功なのか」

を決める必要があります。

「アクセス数が増えた=成功」でもない

これもよくある誤解です。

アクセス数が増えれば、良いホームページなのでしょうか。

必ずしもそうではありません。

たとえば、

1か月に1,000人が訪問しているけれど、誰も問い合わせしないサイト。

一方で、

1か月に100人しか訪問しないけれど、そのうち10人が問い合わせてくれるサイト。

どちらが良いかは、目的によって変わります。

もちろんアクセス数を増やすことが重要なケースもあります。

ただ、

「アクセス数を増やすこと」

「事業にとって良い結果を生むこと」

は同じではありません。

アクセスは入口です。

その先に、

「何を知ってもらうのか」

「何を判断してもらうのか」

「どんな行動につなげるのか」

があります。

ここを設計しないままアクセスだけ増やしても、成果にはつながりにくくなります。

リニューアルで一番変えたいものは「見た目」ではない

前の記事でも書いたように、リニューアルではデザインを変えること自体が目的ではありません。

本当に変えたいのは、

「見る人の理解」

「その後の行動」

です。

たとえば、以前のホームページが、

「私たちは○○を提供しています」

という会社側の説明ばかりだったとします。

リニューアル後も、

「私たちは○○を提供しています」

と書いてあるだけなら、デザインが変わっても本質は変わりません。

見る人が知りたいのは、

「自分に関係があるのか」

「何をしてもらえるのか」

「いくらなのか」

「どうやって申し込むのか」

「どんな人がやっているのか」

「安心して頼めるのか」

といったことです。

だから、リニューアルでは、

「何を伝えるか」

だけではなく、

「相手が何を知りたいか」

を見る必要があります。

ホームページは「説明書」でもある

事業者側から見ると、ホームページは宣伝媒体に見えるかもしれません。

でも、見る側からすると、

「この人たちは何をしているのか確認する場所」

でもあります。

SNSで存在を知った。

紹介してもらった。

名刺をもらった。

イベントで知った。

検索して見つけた。

そこから、

「この人たち、どんな活動をしているんだろう?」

とホームページを見る。

ここで、

活動内容がわかる。

所在地がわかる。

商品がわかる。

実績がわかる。

問い合わせ先がわかる。

SNSで発信していることもわかる。

そうすると、

「ちゃんとしている」

「実際に活動している」

という判断がしやすくなります。

この意味で、ホームページは単なる広告ではありません。

「確認する場所」

でもあります。

リニューアルしても、信頼情報が増えていないことがある

新しいホームページを見ると、

写真がきれい。

デザインが洗練されている。

アニメーションもある。

ページも多い。

でも、

「結局、この人たちは何をしているの?」

というケースがあります。

これは非常にもったいない。

デザインが悪いわけではありません。

情報の優先順位が弱いのです。

たとえば、

・誰が運営しているのか
・どこを拠点にしているのか
・何をしているのか
・どんな商品やサービスがあるのか
・どんな活動をしているのか
・どうやって問い合わせるのか

こうした基本情報が整理されているだけでも、サイトの信頼性は変わります。

さらに、

「いつ、どこで、何をした」

という具体的な活動記録があると、

「実際に動いている」

ことも伝わります。

これは、派手な実績を作ることとは違います。

事実を整理して見せることです。

「問い合わせはこちら」だけでは、人は動かない

ホームページの最後に、

「お問い合わせはこちら」

というボタンがある。

もちろん必要です。

でも、それだけでは足りないことがあります。

なぜなら、見る側には、

「問い合わせるほどなのかな?」

という迷いがあるからです。

たとえば、

「Webサイトを作りたい」

と思っている人がいたとしても、

・何を頼めるのか
・いくらくらいかかるのか
・どこまでやってくれるのか
・文章や写真はどうするのか
・自分で更新できるのか
・相談だけでもいいのか

がわからなければ、問い合わせをためらいます。

だから、

「お問い合わせください」

の前に、

「問い合わせるために必要な情報」

を置いておく。

これだけでも、行動のしやすさは変わります。

「成果が出ない」ときは、導線を見る

ホームページをリニューアルしたあと、結果が変わらないなら、

「アクセスを増やそう」

と考える前に、導線を確認してみます。

たとえば、

検索

ホームページ

サービス内容

事例

料金

問い合わせ

という流れがあるとします。

この途中で、

サービス内容がわからない。

事例がない。

料金がわからない。

問い合わせ先が見つからない。

となれば、途中で離れてしまいます。

逆に、

SNS

ホームページ

詳しい情報

EC

購入

という流れなら、SNSとホームページとECの役割がつながっている必要があります。

つまり、ホームページ単体ではなく、

「人がどこから来て、どこを見て、どこへ行くのか」

を見ることが大切です。

SNSを頑張っているのに、ホームページが活かされていない

これは小さな事業で特に起こりやすい問題です。

Instagramでは毎日のように発信している。

Facebookにも投稿している。

Threadsにも書いている。

でも、

「詳しくはこちら」

とホームページへ誘導すると、

古い情報しかない。

最新の商品が載っていない。

イベント情報がない。

プロフィールが昔のまま。

問い合わせ方法がわからない。

これでは、SNSでせっかく作った興味を逃してしまいます。

SNSは動いている。

ホームページは止まっている。

この状態です。

リニューアルするなら、

「SNSから来た人が何を見るのか」

まで考えたほうがいい。

SNSとWebを別々に考えるのではなく、

ひとつの情報の流れとして考えることが大切です。

リニューアル後に「更新されない」のも大きな問題

新しいホームページを公開した直後は、みんな頑張ります。

新しい写真を掲載する。

お知らせを書く。

ブログを更新する。

SNSからリンクする。

ところが、数か月すると止まってしまう。

これは珍しいことではありません。

そして、

「更新しない人が悪い」

という話でもありません。

更新する仕組みがないのです。

誰が更新するのか。

何を更新するのか。

どれくらいの頻度なのか。

どこまでをホームページに載せるのか。

SNSとどう使い分けるのか。

これが決まっていない。

だからリニューアル時には、

「公開した瞬間」

だけではなく、

「半年後」

も考えます。

毎月ブログを書く必要はない

ここも、意外と大切です。

「ホームページをリニューアルしたので、毎月ブログを書きましょう」

という提案が必ずしも正解とは限りません。

毎月書ける事業なら、それでいい。

でも、書くことがないのに無理に更新すると、続きません。

それなら、

イベントを開催したとき。

新商品が出たとき。

営業時間が変わったとき。

新しいサービスを始めたとき。

活動実績ができたとき。

重要なお知らせがあるとき。

そういうタイミングで更新するほうが自然です。

大切なのは、

「更新回数」

ではなく、

「必要な情報が最新になっていること」

です。

成果が出ないとき、「ホームページ以外」も見る

もうひとつ忘れてはいけないことがあります。

ホームページだけを改善しても、成果が変わらないことがあります。

なぜなら、事業の成果はWebサイトだけで決まるものではないからです。

商品そのもの。

価格。

接客。

営業。

店舗。

SNS。

広告。

口コミ。

イベント。

EC。

LINE。

問い合わせへの対応。

これらが全部つながっています。

たとえば、

ホームページはわかりやすい。

商品も良い。

でも、価格が高すぎる。

あるいは、

SNSで興味を持ってもらった。

でも、購入ページが使いにくい。

あるいは、

問い合わせは来る。

でも、返信が遅い。

こうした場合、ホームページだけを直しても問題は解決しません。

だから、

「Webサイトを改善すれば、すべて解決する」

とは考えない。

これも大切です。

ホームページは「事業の一部」

STUDIO DiWでは、Webを単独の制作物としてではなく、プロジェクトの一部として考えています。

Webサイトを作る。

SNSを整える。

ECを作る。

商品を整理する。

イベントを企画する。

ブランドを整える。

これらは別々に見えて、実際にはつながっています。

たとえば、自分たちで商品を作って販売するとします。

商品を作る。


ブランド名を決める。


写真を撮る。


商品ページを作る。


ECに掲載する。


SNSで紹介する。


イベントで販売する。


購入者の反応を見る。


商品ページを改善する。


また発信する。

この繰り返しです。

ここには、Webだけではなく、

商品。

ブランド。

販売。

SNS。

イベント。

顧客との接点。

すべてがあります。

だからこそ、Web制作を考えるときにも、

「このサイトを作ったあと、事業の中でどう使うのか」

まで考えます。

リニューアルの成功は「公開日」では決まらない

Webサイトを作っていると、

「公開日」が大きなゴールになります。

もちろん、公開は重要です。

でも、本当の意味でのスタートは、公開したあとです。

公開して、

誰に見られたのか。

どのページが見られたのか。

どこで迷ったのか。

問い合わせが増えたのか。

問い合わせ内容が変わったのか。

SNSから来る人が増えたのか。

商品が売れたのか。

店舗への来店につながったのか。

こうしたことを見ながら、少しずつ改善していきます。

最初から100点のサイトを作る必要はありません。

むしろ、

「公開してから改善できるサイト」

を作るほうが現実的です。

「成果が出ない」ときのチェックポイント

リニューアルしたのに成果が変わらないと感じたら、次の項目を確認してみてください。

1.そもそも目的が明確か

何のためのサイトなのか。

2.誰に見てほしいのか

見る人が具体的になっているか。

3.何を理解してほしいのか

会社やサービスの内容が伝わっているか。

4.見た人に何をしてほしいのか

問い合わせ、購入、来店、予約などが明確か。

5.必要な情報があるか

料金、場所、サービス内容、実績などが不足していないか。

6.導線がつながっているか

SNS、Web、EC、LINE、問い合わせなどが分断されていないか。

7.情報が最新か

古いサービスや営業時間が残っていないか。

8.更新できる仕組みになっているか

誰が、何を、どう更新するのか決まっているか。

9.数字だけを見ていないか

アクセス数だけではなく、問い合わせや購入など目的に合った指標を見ているか。

10.ホームページ以外に問題がないか

商品、価格、販売方法、対応なども含めて考えているか。

「新しくする」より、「機能させる」

Webサイトをリニューアルするとき、

「新しくする」

という言葉を使います。

でも、本当に目指したいのは、

「機能するようにする」

ことなのだと思います。

見た目が新しくなった。

ページが増えた。

写真がきれいになった。

それだけでは、事業が変わったとは限りません。

見る人が、

「何をしているのかわかった」

「自分に関係があるとわかった」

「詳しく知りたいと思った」

「安心して問い合わせられた」

「商品を買うことができた」

「実際に行ってみようと思った」

こうした変化が起きて、初めてWebサイトが機能したと言えます。

だから、

「リニューアルしたのに成果が出ない」

と感じたときは、

「もっとアクセスを増やさなければ」

と焦る前に、

「そもそも、このサイトは何をするためのものだったっけ?」

と一度戻ってみる。

目的。

相手。

情報。

導線。

運用。

そして、Web以外の事業の仕組み。

そこを見直す。

Webサイトは、作って終わりではない

ホームページは完成品ではありません。

事業が変われば、情報も変わります。

お客さんが変われば、伝え方も変わります。

商品が変われば、ページも変わります。

SNSの使い方が変われば、導線も変わります。

だから、

「一度リニューアルしたから、これで数年間大丈夫」

とは限りません。

むしろ、変化に合わせて少しずつ調整できる状態を作っておくことが大切です。

STUDIO DiWが考えるWebサイトは、

「作って納品するもの」

というより、

「事業と一緒に動かしていくもの」

です。

そして、リニューアルで一番大切なのは、

新しいデザインを手に入れることではありません。

今の事業に合った、

「伝わる仕組み」

をもう一度つくること。

そのために、

何を残すのか。

何を変えるのか。

何をやめるのか。

何を追加するのか。

誰に何を伝えるのか。

どんな行動につなげるのか。

公開したあと、どう運用するのか。

そこまで考えて、はじめてリニューアルが意味を持ちます。

ホームページを新しくする。

その前に、

「このホームページを使って、何を変えたいのか。」

一度、そこから考えてみる。

それが、リニューアルを成功させるための一番シンプルなスタートなのだと思います。

STUDIO DiW

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